Cathedral window
美しいロマンス
Shippo Monyo2018
モダンカテドラルウィンド
Modern Cathedral window
美しいカテドラルウィンドウのキルトを仕上げるためには、キルティングが大切です。 カテドラルウィンドウのキルトを作るテクニックは、これまで世界に3つほどありましたが、折って縫って繋いだカテドラルウィンドウは、とても厚く重くキルティングが出来ない状態でした。また三層であるキルト条件からも離れてしまいます。そこで10数年前より自分で研究を続け、7つのテクニックを新たに考え作り上げました。これらの作り方により思いどおりのカテドラルウィンドウキルトを作ることができました。
配色によって花が咲いたような模様や日本の七宝文様、教会のウィンドウなど、それはとても華やかで美しいキルトになります。 私はカテドラルウィンドウを、綺麗に早く仕上げたいと思い研究を重ね、これまでたくさんのキルトや小物を完成させてきました。
その名前が示すように、パッチワークの大聖堂の窓技法は、大聖堂で見られるカラフルなステンドグラスの窓から着想を得ています。 これは、ベッドカバーやクッションの上で美しく見える非常に印象的なテクニックです。少し調べてみると、歴史的な教会や大聖堂のステンド グラスの窓に着想を得たカテドラルウィンドウが、1930 年代に北米で人気を博したことを発見しました。 (各キルトブロックは、折り畳みパッチワーク技法を使用)
“Charming Echo”
「キュートな響き」
Shippo Monyo Ⅱ七宝文様 カテドラルウィンドウキルト
Shippo Monyo Ⅱ Double Cathedral window 2020
日本の伝統文様は、人々の暮らしや四季の美しさから生まれてきているように思います。その一つにカテドラルウインドウズと同じデザインの七宝文様があります。
この作品は七宝文様の中に小さな七宝文様を配置しています。配色は藍とともに日本の伝統的な五つの色を使っています。
「大聖堂の窓 カテドラルウィンドウ」は、1900 年代半ば頃には人気のキルト パターンになりました。
この頃、バージニア州生まれのキルター Ila Patton に関する米国議会図書館の記事があります。「 対照的な正方形の生地が縫い目に挿入され、連動する曲線のデザインが生まれます。「大聖堂の窓」はキルティングを必要とせず、これは多くのキルター、特に視力が悪い人や動きが制限されている人にとっては有利であると考えられています。
AQS2020
“Celestial”
カテドラルウィンドウ オプティカルパス
Cathedral window ‘Optical Path’
代表的な美しいキルトスタイルの一つ大聖堂の窓を表現したカテドラルウィンドウ。
折りたたんだ折布が窓枠、中にはめ込んだ飾り布が光を通すガラスという感じで、布の色を様々に変えてもカテドラルウィンドウが表現できたキルト。
この文様は”円のつながり”や”縁のつながり”に由来するもので、人と人との関係が無限につながっていく、また子孫繁栄で家が大きくなっていく、という意味が込められているといいます。 つながりが四方に伸びていくことから、”しほう”が”しっぽう”になって、七つの宝と掛け合わせたのではないかとも言われています。この文様が生まれた背景には、遣唐使の廃止(894・寛平6年)を一つの契機として、日本の文化が唐様(中国から伝来したもの)から、独自の和様に変化したことと大きく関わりがあると言われています。中でも、上流階級が着用する装束の変化は、国風化を象徴するものであり、それは唐を真似た衣装から、男子は束帯に、女子は十二単へと変わったことにも見て取れるようです。
‘Millefiori’ Cathedral Window
「ミルフィオリ」カテドラルウィンドウ
大聖堂の窓を表現したカテドラルウィンドウは、美しい代表的なキルトパターンの一つです。この作品は、イタリア語でたくさんの花や花畑を意味するミルフィオリをイメージして制作しました。このキルトパターンは、自分の好みの柄布や折布を自在に組み合わせて作ることで、色彩豊かな多様なキルトの世界を表現することができました。
中国では七宝のことを琺瑯(拼音: fàláng; 日本語音写例:ファーラァン)と呼び、イスラム圏との交流が盛んであった元時代(1271 – 1368年)の頃から製造されるようになり、中国渡来の品が日本にも入ってくるようになったと考えられています。
そんな歴史を持つカテドラルウィンドウのパターンですが、オリジナルな作り方を11年間研究してきた結果、生みだしたテクニックでたくさんの作品を作ってきました。ミシンでかんたん・早い・楽しいカテドラルウィンドウの新しい縫い方(テクニック2)を使っていただければ嬉しいです。
LOVE PASSION
パッション
創作モチーフは、インパクトのある赤をベースにした作品を作ってみたいと思いました。キルティングにも赤い糸を使っています。いろんなミシンステッチやリボン、テープ、レース、毛糸をちりばめた作品です。アクセントとして周りにオレンジ色を覗かせたことで遠近感が生まれ、奥行きが少し感じられる表情となりました。
キルターから愛されるパターンのひとつでありながら作るのは非常に時間がかかる、と言うイメージのカテドラルウィンドウ。11年間をかけて完成したテクニックで、かんたんに早く縫うことができ、デザインの展開も楽しいものになりました。是非チャレンジして欲しいパターンです。
Beautifully
なんて可愛いキルトなんだろう、こどものころを思い出させてくれます。制限なくリバティプリントを柄布として使っているため、女性達からは「あ~~」との声が聞こえてくるようなキルト。ベース布に水色、折布には白を使い、純粋さや誠実さを表現した風格を持ったキルトです。
小さな小物から大きなキルトまで作れるのは何より楽しみです.
I am very happy to sew everything from small accessories to large Quilts.
Beatutiful Romance Cathedral Window
thank you so much