Patchwork Quilt
パッチワークキルトの基本
これだけあればパッチワークキルトやカテドラルウィンドウを作る際にとても便利。
ミシンやハンドを問わすに愛用できるこれからの相棒たち❣
皆さんの知りたいこと(カットサイズや道具についてのご質問、ご要望など)は、
このページに加えていきたいと思いますので、遠慮なくお尋ねください❣❣❣
Fabric 布
パッチワークキルトに使う布は、コットンが適しています。デザインによってはシルクや麻を使います。色合いも自在に楽しめるのがカテドラルウィンドウ。いろんなデザインや目的によって布を選びます。大きくても30×30cm数枚あれば配色や柄の組み合わせで二、三色でもインテリアキルトを楽しめます。
Banding キルト綿
キルト綿はキルティングした際に浮き上がる凸凹感が、なんとも言えない表情を演出してくれて、とてもうれしくなります。それを表現するためにおすすめなのは、片面接着キルト綿です。これはキルトにとって欠かせないもので小物にも使えます。そしてチャイルドたちが普段使うキルトの小物たちには、コットン100%のキルト綿がおすすめです。
Design デザイン
布の形やサイズ、その配色や組み合わせ。キルトのデザイン構成には、決まったパターンがよく使われます。これに対して、自由なデザインによる表現は、創作キルトとして無限にあります。ここがキルトの楽しいところ。
(素敵なパターンのひとつ、例えばカテドラルウィンドウをデザインとして使う場合、大きさや構成・配色は、このベースシートを使うと便利です。)
キルトは、その目的・使い方などから大きく二つに分かれます。一つはプラクティカルキルト(実用的なキルト)、もう一つは芸術的価値に重きを置くアートキルト。使うキルトと飾るキルトです。デザインもその用途に合ったものとなります。また、キルトの作り方の違いにはハンドキルトとミシンキルトがあり、同じデザインでも出来上がった時の表情の違いも楽しめます。
Quilting Catter
ロータリーカッター
カッターは私たちのお気に入りの生地を綺麗に切ってくれます。45mm ロータリーカッターがゴールドスタンダードで、パッチワークキルトを作るのに持ちやすくベストなサイズです。18mm ロータリー カッターは小さなパーツやアップリケ、また手縫いのときにもこのサイズが欠かせません。
28mm のロータリー カッターはカーブした縫い合わせ用の生地やテンプレートを使って形状が丸みのカットをするのにもっとも適しています。
Quilting Ruler
パッチワーク定規
何十年もキルティングをしてきた場合でも、初めてキルトを作ろうとしている場合でも、定規はあなたのそばにある最高のツール・相棒です。
15×30cm・・このサイズがほとんどのカット幅に対応し、定規を1つだけ買うならこれがベスト。
15×60cm・・このオムニグリッド 定規は、耐久性があり長持ちし、しかも滑りません。 私たちのお気に入り生地を半分に折りたたんで生地の幅をストリップに切ることができ、布にマーキングするのにも最適です。
15×15cm・・小さなスクエア定規で、コレクションに追加したい定規です。小さな布をとても簡単にカットしたり、小さなブロックを四角にしたりすることもでき、とにかく小さなカットに最適です。
30×30cm・・大きいと思えるかもしれませんが重要な定規です。このサイズが優れている理由は、キルトブロックを正方形にカットする場合、直角となる2つの側面を切り、ブロックを回して残った2つの側面を切ればできあがりです。
10×45cm・・小物やミニキルトの仕立てをミシンの脇で手早く裁断する必要があるときは、とても扱いやすい定規です。この細い長方形の定規は、使い方によってはいろんなカットにも使えるので大変重宝な定規です。
Catting mat
カッティングマット
カッティングマットには、さまざまな形やサイズがあります。同時にこのマットは作業テーブルなどを切り傷や打ち傷から保護する役目があることも覚えておいてください。
30×30cm・・このサイズは最も使う大きさの回転マットです。日本ではこの中に納まるブロックの大きさがほとんどです。ピースを切るには最高・最適に使える回転マットで、これを買うほかはないです。
60×80cm・・この四角いマットはテーブルの上にのせて、生地巾のストライプやバイアステープなど簡単に切ることができてとても便利です、
このマットはとても大きいので、ずっとテーブルの上に置いて使えます。ショップや工房などでは、大量のキット作りに大変活躍しています。
Pins 待ち針
待ち針は欠かせない道具の一つです。この針の仕事は布の重なったところを傷つけることなく通って、ずれることなく抑え仮止めすることです。
最近では布用グルーがあり、作業により使うこともあります。
セレブリティ待ち針は、Little Houseのもので長さもちょどよく、頭はクリスタルグラスのようです。使うなら一番のおすすめです。もう一つはチューリップ製の待ち針ピンク色。
Sewing machine
ミシン
ミシンなくしてキルト作りを語ることはできません。海外ではミシンを使ってのキルト作りは、ミシン発明後まもなく産業用として始まったようです。もちろん今のようなミシンではなく、手回しミシンでフレームを使ってキルトを作っていたのですが、想像できますか?手回しミシンをフレームにのせて使う、今でいうとJUKIQVP用キルティングのようでしょうか。現代のミシンは縫い切りが自動設定でき、糸通し、糸切りなど、本当に便利な時代になりました。
そこでおすすめしたいミシンは、JUKIミシンのHZL-EX7。使い心地や縫い品質をさらに進化させたJUKIのフラッグシップミシンです。作り手の想いに応えてくれるミシンで、作品は芸術(アート)になりますよ。
もう一台はJUKI ミシンのHZL-UX8Kirei。JUKI家庭用ミシン初の無線LAN接続機能を搭載し、スマホのような直観的操作が可能です。作り手の本気に応えるJUKI家庭用ミシンの最高峰です。これしかない!
Ruler magnet
定規マグネット
マグネット定規は、パッチワークキルトを縫う上で欠かせないツールになりました。かなり前から存在していましたが、2017年に東京ドームで開かれたJUKIブースのデモンストレーションで使っていたところ皆さんの注目を集め、パッチワーク作りに欠かせない相棒だと評判になりました。これはミシンの針板の上やベッド面に、布端のガイドとして、また位置決めとして自由におくことができます。なくてはならない素晴らしいツールのひとつ。
Thread 糸
「赤い糸で繋がっている」という恋人達のたとえ話しがあります。私は、布と糸とミシン、そして私、みな繋がっているといつも感じながらキルトを作っています。このどれもが欠けてもキルトは成立しないと思いながら。
ここで基本的ないくつかの糸を紹介します。ミシンキルト、ハンドキルトで使われる糸についてです。
糸には主に縫い糸、刺繍糸、刺子糸、編み糸があります。パッチワークキルトによく使われるのは、このうち縫い糸、刺繍糸、刺子糸の3種類です。
ピーシング=ピースワークには、上下ともグレイ色の縫い糸が一般的です(キルトの柔らかい仕上げ方から、バリバリの仕上げ方まで、用途により糸を変更します)。
糸サイズは60,80,100番を使います。
キルティングには、そのキルトデザインや仕上げたいクオリティに合った上記3種類の糸を選択し、色やサイズも変更します(インテリア、タペストリー、コンテストなど)。
糸サイズは40,60,80,90,100番を使います。
アップリケには、刺繡糸や透明糸を使います。
糸サイズは60,80,100番です。
Needle 針
たくさんの種類がある中でよく使われる針は、ピーシング、キルティング、アップリケ用の針です。
ピーシング用には、トップステッチ針、キルティング針、アップリケマイクロステッチ針(全てオルガン針)があります。
80/12 綿、レーヨン、混紡との相性も抜群です。
90/14 コーデュロイなどの厚手の生地に使用します。
針交換の目安は、針が目飛びしたり、引っかかったり、パンチ音を出したり、また4 ~ 8 時間位の縫製ごとに交換します。
それはもちろん針が最初にどれだけ高品質であったかによって異なります。完成品にも影響を与えますので注意が必要です。
特定の生地やプロダクトに役立つ針があります。 厚手のニット用のボールペン針、厚手のキルティング用のテーパードポイント針、細かい織物用の非常に鋭い針、デニム針、革針、ストレッチ針、刺繍針などがあります。それにユニバーサル ニードルがあります。ユニバーサル ニードルはニットのように丸みを帯びており、織物のようにシャープであり、使うたびにそのパワーに酔いしれます。
次に、ハンドキルティングとは何かを思い出してください。
ハンドキルティング針が実際に何をするかについて少し話しましょう。
キルティングは基本的にサンドイッチ にした三層(キルト トップ、バッティング、裏布)の布を縫うことを意味します。ハンドキルティングは、あなたとあなたの小さな針との長くて厳しい旅になる場合があります。そのため、ハンドキルティング針の長さと太さには、さまざまな針があり選択が重要となります。その中の一つに美しいステッチができる刺し子針があります。刺し子針は日本の伝統的な刺し子刺繍に使用され、穏やかな表情と何とも言えないエレガントな仕上がりとなります。伝統的な刺し子針は、太さ0.89ミリ、長さ51.5ミリです。 これらの針は信じられないほど頑丈で、しかも持ちやすいため刺繡作家やハンドキルターに人気があります。
Binding 玉縁(たまぶち)
バイアス(biasもしくはバイヤス)バインディングは、裁ち切りの縫い代をくるんで始末することを言います。縫い代をクオリティの高い仕上げにすることができます。
バイアスには、次の3種類があります。
ストレートバイアス(生地縦のバイアス)
クロスバイアス(横のバイアス)
斜めバイアス(生地斜め45度のバイアス)
ストレートバイアスは、 直線のものをスムーズにくるめることができます。
クロスバイアスは、少し伸びる直線のものとゆるいカーブに使うと最適です。
斜めバイアス(バイアステープとして知られています)は、生地を 45 度の角度で裁断することを指します。直線、カーブ、特に丸いものを始末するときに、もっとも使えるバイアスと言えるでしょう。キルトのデザインと競合することなく、デザインをさらに際立たせます。女性の大好きなケーキの飾りとも言えるほどの美しさを持つバインディング。 キルトの縁は最初に摩耗の兆候が見られることがよくあります。バインディングにより、縁はほつれることがなくより強く長く保持されます。
バイアスバインディングの計算方法
では、四角いキルトのバイアスバインディングに必要なテープの長さをどうやって知るのでしょうか? ここに簡単な計算式があるので、計算機を準備してください!
まず、キルトの 4 辺すべての長さを合計します。
合計に 20cm位を足します (コーナーの折り畳みと端の重ねに十分な長さです)。
例えばキルトサイズが、タテ100cm×ヨコ100cmの場合
100+100+100+100₌400cm 400+20₌420cm
バイアステープは420cmの 生地が必要となります。生地巾110✕50cmあれば十分です。
Labeling
ラベリング(名札)
キルトなど完成後の作品に、ラベルをつけることをお勧めします。気に入った作品にはラベルをつけたいですね。キルトや小物を誰かにプレゼントする、EtsyやSNSでハンドメイド販売する、それとも手元に置いておくなど、作品の用途は皆さんそれぞれですが、ラベルや名札付けは作者のブランドであり、エチケットのようなものです。
仕上がるまでに、デザインをもとに布や糸の色を選び、たくさんのハギレを繋ぎ、無数のキルティングの針目から出来上がる作品たち。その労力と多くの時間を込めて完成した作品に名前をつければ、誰がみてもキルトや小物の作者が分かります。
一般的には、コーナーにツイルテープやリボンテープなどを使い、記名したラベルをミシンで縫い付けます。私の場合、必要とするサイズの大きさに布を三つ折りにしたラベルに、ミシンの刺しゅうで記名をして縫い付けたりもします。
Other その他の便利グッズは
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